2016/07/01 7-11の小冊子印刷の話

いやー始まりましたねウィンブルドン!眠れない夏がやってきた!
……そうじゃない、今日はそんな話をしに来たわけじゃない。

同人誌告知ページ更新しました。委託先サークル様のお品書きや、参加させていただいた合同誌やアンソロの情報を載せましたので是非ご覧ください。

締め切りに追われる日々からひとまず開放されました。サマル本、イベント頒布分は既に会場宛に発送しております。無事に届いてるかな……ドキドキ。
部数は色々あってちょっと少なめになってしまいましたが、サマル好きな方々にお届け出来たら良いな~と思います。
女々しく52ページ(予定)とか書いてましたが、無事52ページの本になりました。
ぱっと見た感じせいぜい40ページくらいの厚さに見えますが、ちゃんと52ページありますよ!ホチキスもちゃんと留まってます!
本文コンビニプリントの手作り感満載な仕上がりですが、中身は最後までサマルぎっしり、愛情たっぷりの本になりましたので、お楽しみ頂ければ幸いです!

さて。今回、本文の印刷にセブン-イレブンのマルチコピー機に搭載の「小冊子印刷」機能を使ってみたので、感想などちょっと綴ってみようかと思います。
まず結論から述べましょう。これ……素晴らしいです。そもそもこれが無かったらコピー本作ろうなんて思い立って無かったわけですが、実際使ってみて本当にこれにして正解だったと思いました。

小冊子印刷がどんなものかといいますと、
「ページ順にまとめたPDFファイルをUSBに入れて持っていけば中綴じ冊子に出来るように自動で面付けして両面印刷してくれる」
という超絶便利で親切な機能です。
印刷料金は両面20円。1ページ5円の計算です。安い……!
今回私が印刷したのは本文48ページ。PDFは145MBという暴力的な重さになりましたが、問題なく読み込んでくれました。
最初の1部を刷るときはファイルを読み込むため少し時間がかかります。1枚(4ページ分)30秒~1分くらい。
12枚分あったのでこの時間が一番ハラハラしました(笑)
全部のファイルを読み込んだ後は速いです。1枚約2秒という物凄いスピードでガンガン刷ってくれます。
大量に刷ると機械の熱を取るためか、時々休憩が入るようです。紙が切れたのかと思ってドキドキ……(笑)
刷り上がった紙はホカホカしてました。家に持って返って折る作業するときもまだ温かかった(笑)
刷り上がったものはちゃんと面付けされて、ページ順に並んだ状態で出てきます。あとは折ってホチキス留めするだけ!
紙はペラッペラです。ですが、この薄さを逆手に取れば今回の私のように中綴じ52ページという離れ業(?)も可能。あと8ページ(紙2枚分)くらい増えてもホチキス留まりそうな雰囲気でした。
(ちなみに表紙はアートポスト180kです。薄手上質紙の遊び紙も入れてます。)
薄いので裏透けも少しありますが、最近の商業コミックスの紙も結構薄くてこのくらい透けてる気がするな……という感じなので、私は許容範囲だなと思いました。
ベタは結構テカりますが印刷自体はかなりクッキリ、インクジェットよりずっと綺麗!

と、ここまで褒め通しで来ましたが、一つだけ気をつけなければならない点があります。それは原寸印刷が出来ないこと。
自動で縮小がかかった状態で印刷され、外側に5ミリ程度の余白ができます。余白が出来るのはいいのですが……細かいトーンはモアレます。
Google先生を駆使して先人の知恵をお借りし、縮小がかかることを見越して予め原稿サイズを縦21センチ→21.9センチ程度に拡大してから印刷することである程度モアレを軽減できました。
が、それでも細かいトーンのモアレは完全に無くすことはできません。アミ点40Lくらいの荒いトーンにしたほうが良いみたいです。
あとこれは機械のクセなのか自分の原稿の作り方が悪いのかわかりませんが、40Lのトーンでも下から1.5センチくらいの部分に横線が入ったようなモアレが出てしまう部分がありました。拡大した後に二値化したのが良くなかったのかな?
そんな感じで、やっぱりコンビニクオリティだなぁという部分もありますが、そりゃコンビニプリントなんだからコンビニクオリティなのは当然でしょうと開き直ってしまえば、本当に優秀な機能だと思いました。
「同人誌を作ってみたいけど印刷所に頼むのはハードルが高い……かといってコピー本も中綴じの面付けとかよく分からないし近所にキンコーズとかも無いし……」
そんな人に是非オススメしたいです。小冊子印刷。(別に回し者じゃないですよ)

今回私は画像のPDF化はPhotoshop Elementsでやって、結合はフリーソフトでやりました。フリーソフトで画像のPDF化も出来るようです。
使わせてもらったフリーソフトはこちら→「pdf_as」 軽くて直感的に使えます。
少ないページ数ならPDF結合しなくても複数ファイルを選んで小冊子印刷っていうことも出来ます。何ページまでだったかはちょっと忘れた。設定は画面の指示に従って1つずつやってけば簡単にできました。
小冊子印刷は普通紙プリント→文書プリントと進んでいけばOK。紙のサイズは仕上がりA5ならA4を選びます。小冊子印刷の設定は一番最後のほうまで出てこないので慌てずに。
まあこの辺は多分Google先生に訊けばもっと分かりやすく解説してくれてるサイトが出てくると思います。

と、いう感じで長々と自分用のメモも兼ねて色々と書いてみました。
これを読んで自分もコピー本作ってみようかな?と興味を持ってくれた人がいたなら嬉しいです。製本わくわくしますよ!
イベントで頒布とまで行かなくても、自分用の一冊やプレゼント用の一冊を刷るのにも気軽に使えると思いますので是非。


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