ローレシアの王子

不器用な優しさを胸に秘めた、絵に描いたような脳筋戦士。
責任感が強く、理想も高い。その為に自分にも他人にも厳しく接してしまう。


サマルトリアの王子

ある意味不死身の魔法戦士。お気楽なのんき者。
戦闘ではほぼ役に立たないが、フィールド呪文のレパートリーは豊富。
三人のハーゴン討伐の旅は1年半に及んだが、その大半を棺桶の中で過ごした彼の体感時間は6ヶ月であった。
その為身体の発育も二人より一年分遅れている。


ムーンブルクの王女

おしとやかに見えるが芯は強く、負けず嫌いでちょっぴり素直じゃないところもある。
勉強も良くでき、魔法の腕前は大人も顔負け。


PT解説・あとがき

私好みのサマルと真逆を行くサマルのPTです。急成長期まで辿り着かないわ、自己犠牲精神は強いわ、おまけにFC版のイメージで書いているのでベラヌールイベントもないわ(それ故に3人の結束も弱め)。
じゃあこのサマルが好きじゃないかというと……ばかやろう好きじゃないわけあるかこのやろう!愛しいです、抱きしめたいです、頭わしゃわしゃしたいです。なんならシャンプーしてトリートメントして差し上げたいです。(かなりきもいことを言っている。)
サマルにメガンテ使わせるくらいなら全滅を選ぶ主義。
そのくらい私の中でメガンテって、ダメです。
メガンテするサマルが嫌いなんじゃないんです。サマルをメガンテに追い込むシチュエーションが憎いのです。
サマルがメガンテを唱える場面があるとしたら、三人の結束がまだ弱くて、心がちゃんと一つになってないときしかありえないと思うのです。
けど、メガンテを覚えるレベルに到達している時点で、三人の結束が弱いなんて普通は絶対ありえないじゃないですか。
それでもメガンテを唱えてしまうって、三人がお互いを信じきれていない理由が何かあるはずなんです。
何か焦ってて心に迷いがあるとか、すれ違ってるとか、性格が悪い()とか。
それはマイナスの要素だけれど、もしその迷いやすれ違い、歪んだ行動を取ってしまう理由が、お互いを想う気持ちからだったとしたら、プラスの要素にもなりえるんじゃないだろうか、 そこに希望を見出だせるならハッピーエンドに繋がるのでは無いだろうか、救いのあるお話になるのでは無いだろうか、とそんな気持ちから執筆に至りました。
最後はご都合主義的に生き返ってしまって、元ネタの絵本のラストとは真逆みたいなことになってますが、きっとこの3人はやっと白猫と出会って、スタート地点に立つことが出来たところなのだと思います。

この気持ち悪い長文を全部作品の後にくっつけると全ての余韻が台無しになりそうなのでページを分けてみた次第でありました。